2018夏_vol45
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香川観光の定番スポット り  ひとうらぐ香川県北部の象頭山の中腹に鎮座する金刀比羅宮は、〝こんぴらさん〟の愛称で多くの人々に親しまれている。海の神様・大物主神、崇徳天皇を祀っており、日本全国から年間約400万人の参拝客が訪れる。江戸時代には「丸金か京六か」と言われ、この金刀比羅宮と、京都六条の東西本願寺への参拝の旅が、お伊勢参りと並んで一生の夢とされていたほどだった。敷地内には、天保美術の装飾が施された二重入母屋造の旭社や、数々の美術工芸品を収める書院などの国の重要文化財がある。参道口から御本宮まで785段、奥社までは1368段と、数多くの石段を上っていく必要があるが、その苦労も参拝の思い出の一つになるだろう。夏の恒例行事の際には、境内が大きな賑わいを見せる。茅の輪をくぐり罪穢れを取り除く6月30日の「夏越の大祓」の他、7月7日には香川県の無形文化財にも指定されている「七夕鞠ま」を開催。伝統的な装束を身にまとった人々による蹴鞠は、一度は見てみたい慣わしだ。香川金こ刀比羅宮御本宮からさらに583段の階段を上ると、奥社に辿り着く。御本宮近くの展望台からは、讃岐富士と呼ばれる山や街並が一望できる。金刀比羅宮香川県仲多度郡琴平町892-1☎0877-75-2121http://www.konpira.or.jp/【アクセス】高松琴平電鉄琴電琴平駅から徒歩約15分、JR土讃線琴平駅から徒歩約20分【最寄りのホテル】ホテルルートイン丸亀(総客室数 150室)、ホテルルートイン高松屋島 (総客室数173室)※2018年7月オープン1919

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