2018夏_vol45
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▲忍者が活躍していた当時から残る建物は、日本遺産「忍びの里 伊賀・甲賀 -リアル忍者を求めて-」の構成文化財に含まれている。▲忍術三大秘伝書「万川集海」や忍具など、実際に使用されていた道具類を間近で見られる数少ない場所でもある。忍術博物館で展示されている忍者刀、仕込み杖(左)と手裏剣(上)。杖には、細身の刀や鎖を仕込んで、武器としても使用できるようになっていた。滋賀県の南部に位置し、甲賀流忍者の里として知られている。日本六古窯の一つ、信楽焼(しがらきやき)の産地でもあり、商売繁盛の願いを込めて店先に置かれる狸の置物などが有名。滋賀県甲賀市甲南町竜法師2331☎︎ 0748-86-21799:00~17:00 (入館は16:30まで)12月27日~1月2日定休中学生以上700円、4歳以上400円、3歳以下無料http://www.kouka-ninjya.com/【アクセス】新名神高速道路甲南ICから車で約3分滋賀県甲賀市甲賀町隠岐394☎︎ 0748-88-500010:00~17:00(入村は16:00まで)月曜(祝日の場合は翌日)定休入村料:大人1,030円、中高生820円、小学生730円、3歳以上520円http://koka.ninpou.jp/【アクセス】新名神高速甲南ICから車で約10分、JR草津線甲賀駅から無料送迎バスで約10分 ※要予約08甲賀の里 忍術村原生林に囲まれた忍者の村甲賀忍者発祥の地とされる「甲賀の里 忍術村」。忍術に関する資料や武具などが多数展示されている「忍術博物館」、どんでん返し・隠し階段・秘密の抜け穴など様々なからくりが施された「からくり忍者屋敷」などが鈴鹿山麓の大自然に囲まれた広大な敷地に点在している。また、施設内では「忍者道場」を随時開催、石垣登りや壁づたい・水蜘蛛など忍術修業が体験でき、修業をクリアできると「免許皆伝」がもらえる。甲賀流忍術屋敷今に残る本物の忍術屋敷江戸時代、元禄年間に建てられた甲賀五十三家筆頭格・甲賀望月氏本家の旧邸。数多くのからくりが仕込まれた屋敷の内部を隅々まで見学できる。実際にからくりに触ってみたり、謎を解いたりすることも可能。忍者の歴史を学べる資料室やお土産コーナーがあり、かつて忍者が飲んでいたという薬草茶の試飲体験もできる。館内の随所に、8つの円で1つの大きな円を囲った望月家の家紋「九曜紋」が描かれているので、探してみるのも楽しみの一つ。忍の発祥と歴史を学ぶ其の壱

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