2018秋_vol46
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近江最古の大社2000余年前、皇女倭姫命(やまとひめのみこと)により創建。御祭神の猿田彦命(さるたひこのみこと)は、社名のごとく古くから延命長寿白鬚の神として崇敬され、縁結びや福徳開運、商売繁盛、交通安全など道開きの神としても信仰されてきた。総本社であるこの神社には年間約20万人が参拝に訪れ、全国には約300の分霊社が祀られている。白鬚神社を象徴する湖中大鳥居は、琵琶湖に佇む姿が大変美しく、季節や時間によってさまざまな表情を見せる。土日には日没からライトアップされるため、その神秘的な風景を写真に収めるのもいいだろう。2015年には琵琶湖(滋賀)を代表する景観として日本遺産に認定されている。また、本殿は豊臣秀吉の遺命を受け、秀頼公の寄進により慶長8(1603)年に建立された国の重要文化財。境内には紫式部や与謝野鉄幹・晶子夫妻、松尾芭蕉といった著名人らの歌碑があり、周辺には古墳群も点在する。風光明媚な景色と共に、この地に息づく歴史に思いを馳せながら巡ってみたい。滋賀白しげ鬚神社ひら   琵琶湖に面した白鬚神社。美しい景観は一見の価値あり。9月5・6日の秋季大祭には「なる子まいり」と呼ばれる神事がある。【アクセス】JR湖西線近江高島駅から車で約5分【最寄りのホテル】ホテルルートイン甲賀水口(総客室数186室)※2018年3月12日オープン白鬚神社滋賀県高島市鵜川215番地☎︎ 0740-36-1555(8:00〜20:00)参拝自由、授与所9:00〜17:00http://shirahigejinja.com/2019

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