2018冬_vol47
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   いせいざん福島県の商工業、交通の中心地である郡こま山。ここに鎮座し、市民を見守っているのが開成山大神宮である。明治9年、安積開拓のために全国から集まった開拓民の心を一つにし、伊勢神宮の御分霊を奉遷した全国に例を見ない神社で、「東北のお伊勢さま」とも称されている。御祭神は伊勢神宮の内宮の御正宮・皇大神宮に祀られる天照大御神の御分霊と、衣食住の守護神として崇拝される豊受大神、神か倭伊波禮彦命(神武天皇)。元旦には歳旦祭が行われ、三が日おりやむやまといわれびこのみことに訪れる参拝客は県内最多となるいお守りやお神札などを焚き上げる行事「どんど焼き」が催される。境内には伊勢の御神宝などを収めた宝物殿があり、正月や例大祭の折に公開。奉遷100年のお祝いで開成山太皷が創作され、氏子青年会により伝統芸能とすべく伝承されている。春は桜も美しいので、開成山公園と併せて訪れるのもいいだろう。四季を感じながら、厳かな雰囲気漂う境内を歩いてみてはいかがだろうか。福島みちのくのお伊勢さま開か成山大神宮20万人以上。また、1月7日には古21拝殿は平成3年に御分霊奉遷115年と皇紀2650年と平成の御大典を奉祝し、青森檜葉で造営された。春は桜の名所としても知られている。 【アクセス】JR郡山駅から車で約15分【最寄りのホテル】ホテルルートイン郡山インター(総客室数207室)開成山大神宮福島県郡山市開成3丁目1番38号☎ 024-932-1521参拝自由 祈祷受付9:00~16:30https://www.kaiseizan.jp/19

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