2019春_vol48
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道元禅師が開創した禅道場寺社や古墳など歴史的な名所が数多く点在する永平寺町。町の名を冠した永平寺は、寛元2(1244)年、道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場で、全国的にも知られる曹洞宗の大本山。「雲うい水」と呼ばれる修行僧がここで厳しい修行の日々を送っている。また、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星の評価を受けている名刹でもある。約10万坪(33万㎡)という広大な敷地には70棟余りの殿堂楼閣が並び、「七堂伽藍」(山門、仏殿、僧堂、んす    ういくいん大だ庫院、東とす司、浴室、法はう堂)と呼ばゃかむにぶつれる7つの重要な建造物がある。ご本尊、釈し迦牟尼仏が祀られた仏殿の他、福井県の文化財にも指定されている山門、四季折々の景色が堪能できる法堂、天井の日本画が圧巻の「絵天井の間」など見どころが多い。予約なしで参加できる坐禅、写経体験をはじめ、宿泊しながら修行僧と同じ生活を体験できる貴重な制度もあるので、修行僧に思いを馳せ、禅の心を学ぶのもいいだろう。っと福井大本山永平寺傘松閣には別名「絵天井の間」と言われる大広間があり、昭和初期の画家144名による日本画が天井に埋め込まれている。【アクセス】JR福井駅から「特急 永平寺ライナー(京福バス)」で約30分【最寄りのホテル】ホテルルートイン福井駅前(総客室数162室)大本山永平寺福井県吉田郡永平寺町志比5-15☎ 0776-63-3102参拝時間8:30〜17:00 ※季節により変更あり https://daihonzan-eiheiji.com/2219

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