Vol.50
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スコ無形文化遺産にも登録されている鹿沼秋まつりだろう。全面を彫刻で飾られた屋台は、他ではなかなか見られない芸術品。複数の屋台が一堂に会してお囃子を競演する「ぶっつけ」は一見の価値あり。その迫力ある屋台と、若衆による熱気は、観る者を圧倒する。この土地に息づく歴史と伝統が融合し、時代を超えて継承される文化は、人々を魅了してやまない。その鹿沼市に隣接する栃木市は、宇都宮市、小山市に次ぐ県内人口を誇り、川沿いに蔵造りの家屋が立ち並ぶ美しい街並みがあることから、小江戸や小京都、関東の倉敷とも呼ばれている。風情を感じながら、歩いてみるといい。まだ見ぬ新しい土地での体験は、心をも豊かにしてくれる。尽きることのない、秋の栃木の魅力を感じにぜひ訪れてほしい。data栃木県鹿沼市草久3027 ☎ 0289-74-2111【アクセス】東北自動車道鹿沼ICから車で約50分、東武日光線新鹿沼駅から定期バスで約50分、JR鹿沼駅から約60分data栃木県鹿沼市草久☎ 0289-63-2188 (鹿沼市観光交流課)【アクセス】東北自動車道鹿沼ICから車で約60分鹿沼市宇都宮栃木市05古峯神社日本最大級の鳥居を構える鹿沼市の古峯ヶ原(こぶがはら)に鎮座し、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が祀られている由緒正しい神社。御祭神の使いとされる天狗が、災いを取り除くと古くから信仰されており、別名「天狗の社」。天狗の絵が描かれた見開きの御朱印を頂けることでも有名。敷地内にある庭園「古峯園」の紅葉も美しい。栃木県大芦渓谷秋の渓谷美を堪能鹿沼市の最北部に位置し、大小さまざまな滝が流れる渓谷。上流の滝見台からは大滝を見ることができ、白井平橋の大もみじは紅葉の名所として知られている。見頃は、11月初旬~中旬。清流とのコントラストが美しく、撮影スポットとしても人気。

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